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温暖な気候のもと、山と海、湖、温泉、里山、そして賑わいの街――すべてがそろう神奈川県には、おいしいものがたくさんあります。全国区で名を馳せるものも数多くありますが、意外に知られていない名品もたくさん。そこで、神奈川新聞社や神奈川県観光協会のネットワークを駆使して、あらためて「おいしいかながわ」を探検することにしました。エリアごとにご紹介していきます。

 

 

 

<秦野編>

県中央部、丹沢山系の麓に広がる秦野。水が豊かな地域として知られ、温暖で霜が降りることも少なく、年間を通して多種多彩な野菜や果物が栽培されています。

 

 

 

 

 

秦野市


 

県内地域をまわり、誰かに教えたくなるような「ヒト」「コト」「モノ」を探しに行きます。

 

 

 

 

 

 

 

丹沢山麓、育まれる名水

 

秦野市は丹沢の山々に通じる登山口があり、いろいろなハイキングコースが整備されていることから、登山初心者からでも山登りが楽しめます。

また、回りを山に囲まれた波多野盆地の地下は天然の水がめになっているといわれ、環境庁が定める「名水百選」に選ばれた名水の里としても知られています。秋には国指定登録文化財の震生湖の湖畔が鮮やかに色づき、春には神奈川県内最長の桜並木「はだの桜みち」や、富士山や相模湾の眺望がすばらしい「弘法山公園」の桜が咲き誇ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相州落花生

 

火山灰土壌の秦野盆地に向いた作物「落花生」は、かつて行われていた葉タバコ栽培の輪作として盛んに栽培され「相州落花生」として秦野の代表的な産物になっています。

8月下旬~9月中頃の収穫シーズンには農産直売所などで生の落花生が並び、観光農園では収穫体験も楽しめます。採れたてならではの食べた方「茹で落花生」は、この時期だけの新豆の味覚やこの地域ならではの独特の風味と旨味が楽しめます。また、市内老舗の落花生専門店では、丁寧に加工された炒り落花生など様々な豆菓子が販売され、お土産や贈答用にと重宝されていています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶の栽培に適した山間地

 

丹沢のふもとに連連と広がる茶畑は、温暖で適度な湿度や山間部特有の霧がおりなす日陰など、お茶を育てる上で大切な生育環境が整っています。恵まれた環境で育った丹沢のお茶は柔らかで芳醇な茶の芽が育ち、旨味、渋み、甘味のバランスがよく香り高いのが特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジビエをブランディング

 

農作物が深刻な被害を受けていることから、市やJAは里山などへワナを設置しています。

罠にかかったシカやイノシシは専門の施設で処理し、パッケージ加工してステッカーを貼ってブランド力を高め「秦野産ジビエ」として市内の精肉店などで販売しています

シカ、イノシシのお肉は低カロリーで栄養価が高く、市内の飲食店でも工夫を凝らしたおいしいメニューが楽しめます。

 

秦野市 落花生堀り取り体験

秦野市 茶畑

秦野市 シシ鍋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の見どころ

 

秦野市には、県内最長の桜並木「はだの桜みち」や、水無川沿いの桜並木、約1400本の桜がある「弘法山公園」など桜の名所がたくさんあります。河津桜やおかめ桜が咲く3月上旬に始まり、

春の訪れを告げるソメイヨシノ、4月下旬まで楽しめる八重桜と、秦野は桜のまちになります。今年の「春のはだの桜キャンペーン」では、桜が満喫できるイベントが盛りだくさん。3月24日~4月10日まで夜桜ライトアップがカルチャーパーク水無川河川敷にて実施され、幻想的な桜並木を演出します。また、お花見タクシー、桜スタンプラリー、春風ウォークや森林セラピーなどが実施されるほか、「はだのさくらマルシェ」として市内のお店では桜にちなんだ期間限定商品の販売やイベントが実施されます。詳しくは、市のHPの特設サイトをご覧ください。

 

市内の桜情報が満載 特設サイト「秦野さくら2022」 | 秦野市役所 (city.hadano.kanagawa.jp)

 

 

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